みなさん、こんにちは キャリアサバイバルの松岡です。
このブログは、会社の経営者であるキャリゴリ社長と人事コンサルタントの私、松岡が対話をしながら学びを深めていくブログです。
さて、本日のテーマは「ファイナンスの基礎知識」です。
引き続き「進撃のWEEK」に参加しており、本日がDAY3です。

進撃のWEEK
DAY1の「経営理念・人生理念を明確にする」
DAY2の「ビジネスモデル構築設計」と続いて
本日のテーマは、ついにきました「ふぁいなんす、、、。」
形のない想いから徐々に骨組みが創られ、ついに資金の話になりました。
なんだかんだ言って、この具体的な話が一番大事だと個人的には思っています。
世界が平和になったらいいな~という想いがあり、毎日祈り続けても世界は変わりません。
具体的にアクションを起こしてこそ可能性が出てきます。
ということで今日は私も知識がほぼ0なファイナンスの基礎知識を戸村さんに教えていただきますので
それを皆さんにもご共有していきたいと思います。
よし、それでは今日もはじめていきましょう。
ありがとうございます。実は私もそれは本当に思っていました。果たして5日間も走り切れるのだろうか、、、。
途中で挫折してしまうんじゃないか、、、不安でいっぱいでした。
ありがとうございます。実は私もそれは本当に思っていました。果たして5日間も走り切れるのだろうか、、、。
途中で挫折してしまうんじゃないか、、、不安でいっぱいでした。
スタートアップとスモールビジネスの違い
スタートアップとスモールビジネスの違いを戸村さんが解説してくださいます。
正直、最初は何が違うのか全く分かりませんでしたが、戸村さんによればスタートアップは資金を調達してJ字カーブを描く、そしてスモールビジネスはゆっくりとした成長カーブを描くとのことでした。
具体的な対比は以下の通りです。

| スタートアップ型 | スモールビジネス型 | |
| 成長方法 | Jカーブを描く。成功したら、巨額のリターンを短期間で生むことができる | 線形的に成長。そこそこのリターンを着実に得ることができる |
| 市場環境 | 市場が存在することが確認されていない不確実な市場環境の下で行われタイミングが非常に重要である | 既に市場が存在することが証明されている。市場環境の変化は少ない |
| スケール | 初期は少数だが、一気に多くの人に届けることができる | 少数から徐々に増やすことができる。少数のまま運用できる |
| 関わるステークホルダー | ベンチャーキャピタリストやエンジェル投資家 | 自己資金、銀行 |
| インセンティブ | 上場やバイアウトによるストックオプション、キャピタルゲイン | 安定的に出せる給料 |
| 対応可能市場 | 労働の調達・サービスの消費があらゆる場所で行われる | 労働力の調達・サービスの消費される場所は限定される |
| イノベーション手法 | 既存市場を再定義するような破壊的イノベーション | 既存市場をベースとした持続的イノベーション |
私がこれを見て思ったのは、起業する目的によってどの道を選んでいくかが重要なんだという点です。
市場を変え、世の中を変え、スケールしていくのはスタートアップだし、これまでのやり方を少し変えながら手堅くやっていくのがスモールビジネスだと理解しました。
もちろんこれはスタートアップが良くて、スモールビジネスがダメという意味ではありません。私はスモールビジネスも立派なことだと思いますし、そのビジネスがあることで喜んでくださる方がいるのも間違いないと思います。
ただ、私はやるからにはスタートアップを目指してスケールしていきたいと思います。
投資のシリーズ
私もよくピッチのイベントやSNSでもシリーズ〇〇で出資を受けました!みたいな投稿を良く見かけていたのですが
何のことか全くわからなかったのですが、それも解説してくださっています。
スタートアップはSEED、シリーズA、シリーズB、シリーズC、シリーズD、シリーズEを経て、シリーズF、上場、という順番で成長していくそうです。そしてユニコーン企業とよばれる企業は時価総額が100億円を超える未上場企業を指すようです。
日本でもそんな会社が10社ほど存在しているようで、私のHRの領域で言えばスマートHRが該当するようです。
いや~ユニコーン企業なんて想像もつかないほど大きな会社ですが、夢があるしめちゃくちゃワクワクしますね。
さらに、誰に投資してもらったのか、というのがとても重要なようです。
”あの投資家が出資しているなら私も出資して欲しい”と思ってもらえるような状態を作れることが理想だそう。
じゃあ、何を基準にエンジェル投資家が我々に出資をしてくれるのでしょうか。
世の中には頭のいい人もアイデアもたくさんあります。しかし、最も大切な項目はなんと会社の理念だそうです。
ここでまさかの理念やビジョン!
やっぱり改めて大事なんですね、、、。
VCの業界構造と必要知識
さて、いよいよここから本格的にVCの話に展開していきます。
「そもそもVCって何で稼いでいるの?」というところが重要になります。
営業でも、ビジネスでも、恋愛でも同じ。相手にとっても旨味は何?何が相手の仕事なの?という点をしっかり理解しておかなくてはなりません。
これも知らずに、「こんなことやりたいです!お金ください!」では出資されるわけがありません。
VCとはハイリターンを狙った戦略的投資を行う投資会社のことで主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行い資金を投下すると同時に経営コンサルティングを行い投資先企業の価値を上げています。VCの収入源は投資した企業を上場させたり他のファンド等に転売することで利益を得る成果報酬と、ファンドを投資家の代わりに運用することで得られる管理報酬の2種類が存在しています。具体的には管理費で2%と、Exit時20%という利益がVCに入ります。
このようにVCの気持ちになって考えると
どれだけ意義のある事業でビジネスモデルが完璧だったとしても資金が溶けて0になるリスクがあるにも関わらず、リターンが年利10%です。だと話にならないのが理解できます。そういう意味では代表の想いや諦めない気持ち、やる理由、つまり理念が大事かというのはうなずけます。
きっと多少ビジネスモデルが粗くてもテクニックは後から何とでも修正できるけど、やる人の想いは修正できないからなのかもしれませんね。
またVCはLP(投資家)からお金を集めてそれを運用するので、LPから直接出資を受けるとVCは注目せざるを得ない状況になるということも教えてもらいました。
どんな投資家を選ぶか
そんなものが存在するんですねー。
正直、どの会社も同じで、どの会社も怖いって勝手に思っていました。(※怖くないとはどこにも書いてません)
なんと今回、専門領域や実績などが記載されている投資家一覧をプレゼンとしていただきました。
その数ある投資家の中から僭越ながら私が選ばせていただいたのが以下の5社。
| 投資家名 | 理由 |
| 1フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 | 創業支援・地方活性化を目的とした地方創生ファンドということで、私がやっていきたい地元、地方に根差した部分に近いかもと感じます。地元に根差した事業を実施する際に事例が多くありそう。 |
| 2MAKOTO CAPITAL株式会社 | ハンズオンでアーリーステージの企業支援を行っており、事業の展開を期待できるのではないかと勝手に妄想しました。 |
| 3日本ベンチャーキャピタル株式会社 | ベンチャーキャピタルとして各事業者とのコンサルやハンズオンの支援が行ってきているので、知見の広さと取り組んでいきたいことを理解していただけるのではないかと思いました。 |
| 4バリューHRベンチャーズ | HR業界に関するベンチャー支援や実績事例もあるのではないかという期待がありました |
| 5ファッション・イノベーション・ファンド | HR・マーケティング領域のソリューションが事業会社と協働可能である点が強みであるということで、実施していきたいビジネスとの親和性があるのではないかと考えました。 |
ピッチイベントとかにも積極的に参加すると良いのかもしれないですね。
でも、投資家を探すというのはなかなか重要やで。ワシの会社は完全にスモールビジネスやからな笑
そんな当たり前のことに気づかせてもらった素敵な機会でした。
最後に
こういうVCのことを考えるというのは人生初で、投資会社もたくさんあることを本当に学びました。
明日も頑張るぞ!